【体験談】Duolingoで中国語を3ヶ月学んでみた感想|台湾華語学習者が正直レビュー

中国語を勉強したいけど、何から始めればいいかわからない…

そんなとき、僕が最初に選んだのがDuolingo(デュオリンゴ)でした。

ゲーム感覚で学べる有名アプリで、「これなら続けられそう」と軽い気持ちでスタート。

気づけば3ヶ月間、通勤中や寝る前にコツコツ続けていました。

本記事では、台湾華語(繁体字・注音)を学びたい人の視点から、Duolingoの中国語コースを実際に使って感じた「効果」「メリット・デメリット」「続けてわかったこと」を正直にレビューします。


目次

Duolingoとは?

Duolingoは世界中で使われている無料の語学学習アプリです。

英語・スペイン語・フランス語をはじめ、数十種類の言語に対応しており、スマホひとつで手軽に学べます。

特徴はなんといっても「ゲーム感覚で続けられる仕組み」。

毎日レッスンをこなすことでストリーク(連続記録)が増えたり、ランキング戦で他の学習者と競い合えたりと、モチベーションを維持しやすい設計になっています。

無料でも十分使えますが、有料プラン(Super Duolingo)にすると広告なし・ライフ無制限など、より快適に学習を続けられます。


Duolingo中国語コースの特徴

Duolingoには「Mandarin Chinese(中国語)」コースがあります。

ただし対応しているのは簡体字+拼音(ピンイン)であり、台湾華語(繁体字・注音符号)には非対応です。

レッスンは以下のような構成になっています:

  • 日常会話でよく使う単語・フレーズが豊富
  • イラストや音声付きで直感的に学べる
  • 文法や発音を自然に覚えられるステップ構成
  • 発音チェック機能(マイクに話して判定)あり

ただしこの発音チェック、実際に使ってみると精度がやや微妙

言い終わる前に判定が出たり、正しく発音しても誤判定されることがありました。

それでも、基礎文法と語彙を体系的に学べる点は初心者にとって非常にありがたいです。


実際に使ってみた感想と効果(体験談)

僕がDuolingoを始めたのは、まだ「繁体字」と「簡体字」の違いすらきちんと理解していなかった頃です。

拼音(ピンイン)と注音(ボポモフォ)についてもあまりわかっていませんでした。

右も左もわからない状態から、通勤中寝る前に少しずつ進めていました。

  • 1ヶ月目:日常単語(你好、謝謝、再見など)が理解できるようになった
  • 2ヶ月目:簡単な文(「私は学生です」「リンゴを食べます」など)が読めるように
  • 3ヶ月目:短い会話なら聞き取れるようになった

Duolingoはレベルごとにステージが用意されていて、1つずつクリアしていく達成感がクセになります。

ゲームのように「もう1問だけ」と続けてしまう感覚があり、学習を習慣化しやすいアプリだと感じました。

僕みたいにゲームが好きな人には特におすすめできます。

ただ、スピーキング(話す力)はあまり伸びません。

聴いた音を繰り返し発音したりしていれば多少は身につくかもしれませんが、スピーキング学習に関しては少し物足りないと感じました。

文字やリスニングは上達しても、実際に言葉を発する練習は不足していました。

ここはDuolingo単体ではカバーしきれない部分です。


Duolingoのメリットとデメリット・注意点

Duolingoのメリット

特徴内容
🎮 ゲーム感覚で学べるレベルアップやリーグ制度でモチベーション維持
👶 初心者にやさしい英語ベースでも直感的に操作できる
💰 無料でも十分使える広告ありでも主要機能は利用可能
🔁 復習機能が便利間違えた単語を自動で再出題してくれる

僕自身も、まったくの初心者からここまで理解できたのはDuolingoの学習設計がよくできているからだと思います。

毎日短時間でも続けられる工夫が随所にありました。

これは本当によくできていると思います。


Duolingoのデメリット・注意点

注意点内容
❌ 台湾華語に非対応繁体字・注音符号(ボポモフォ)は学べない
🎙️ 発音判定の精度が低い適当な発音でもOKとなったり、言い終わる前に判定が出たりして精度に疑問を感じる。
🗣️ スピーキング力が伸びにくい読み書き中心で会話練習が少ない
📚 応用力はつきにくい単語や例文の暗記中心で自由会話には不向き

僕の場合も、「読み書きはできるけど話せない」という壁にぶつかりました。

また、台湾華語特有の語彙(例:「バス=公車」など)やイントネーションは学べません。


有料プラン(Super Duolingo)を使ってみた感想

無料版でも十分学べますが、僕は途中から有料プランを試しました。

Super Duolingoでは以下のような特典があります:

  • 広告なしで快適に学習できる
  • ミスしてもライフが減らない
  • 途中で中断しても再挑戦がスムーズ

個人的には「広告がない」だけでもかなりストレスが減りました。

朝の通勤時間や夜のリラックスタイムに、集中して取り組めるようになります。


Duolingoは台湾華語学習に使える?

結論から言うと、基礎中国語の理解には役立つが、台湾華語を学ぶには不十分です。

理由は以下の通りです。
1️⃣ 繁体字が出てこない
2️⃣ 注音符号(ボポモフォ)に対応していない
3️⃣ 台湾特有の語彙や発音を学べない

台湾華語を学びたい人には、他のアプリと併用するのがおすすめです。
たとえば:

  • HelloChinese:繁体字+注音符号に対応
  • Drops 台湾華語版:単語をテンポよく覚えられる
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僕がDuolingoをやめた理由

3ヶ月続けてみて、Duolingoの良さと限界がはっきりしました。

台湾華語を学びたい僕にとって、繁体字やボポモフォが出てこないのは大きなネック。

さらに発音判定の精度にも不満があり、次第に他の教材へ移行しました。

ただし、完全初心者が基礎を固めるには最高のアプリだと思います。

ゼロから中国語を始める人にとって、最初の一歩としては非常に優秀です。

僕みたいに台湾華語にこだわりがなく、簡体字や拼音(ピンイン)でも問題ない人にとっては、Duolingoは素晴らしい選択肢になります。

僕自身、もし今後「台湾華語」のコースが追加されたら直ちに利用を再開すると思います。


まとめ|Duolingoは「中国語の入口」としては最高

Duolingoは、無料でここまで学べるのが本当にすごいアプリです。

ゲームのように学べて、飽きずに続けられる。

これだけで3ヶ月続けられたのは、僕の中でも快挙でした。

ただし、台湾華語を本格的に学びたいなら他教材との併用が必須

繁体字・注音符号・台湾特有の表現に対応していない点は注意が必要です。

それでも「まずは気軽に中国語に触れてみたい」という人には間違いなくおすすめできます。

今後、繁体字やボポモフォに対応したら…僕もすぐに利用を再開します。


📚 台湾華語を本格的に学びたい方はこちらもおすすめ:

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この記事を書いた人

1991年生まれの日本人です。
2020年に台湾人女性と国際結婚して、2022年1月に息子が生まれました。
毎年帰省のために台湾へ行きます。
台湾に何度か訪れて、台湾華語(中国語)を習得することを決意して日々奮闘中です。
台湾の好きな食べ物は豆花、好きな飲み物はパッションフルーツがたくさん入ったドリンク(ナタデココがあると最高)です。

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