台湾滞在の楽しみといえば「朝ごはん」。
ローカル食堂から屋台まで、台湾の朝食文化は本当に多彩です。
今回の旅では、マンダリンオリエンタル台北に宿泊し、外に出る代わりに妻が近くでテイクアウトしてきてくれました。お店の名前は分からないけれど、どれも台湾らしさを感じる朝食ばかり。
本記事では、そんな“ホテルで楽しむローカル朝食”3つを紹介します。
あわせて、朝ごはんを買うときに役立つ台湾華語(繁体字・注音符号・拼音付き)フレーズも紹介します。
台湾の朝食文化:一日のスタートはローカルグルメから

台湾では外で朝食を買うのが一般的。
サンドイッチやおにぎり、豆乳スープなど、どれも手軽にテイクアウトできるのが魅力です。
台北の朝は早く、通勤前の人たちが行きつけの朝食店に並ぶ光景をよく見かけます。
「早餐店(ㄗㄠˇ ㄘㄢ ㄉーㄢˋ/zǎocān diàn)」と呼ばれる朝食専門店は、街のあちこちにあり、地元の人たちにとって欠かせない存在です。
マンダリンオリエンタル台北の周辺にも、ローカルな朝食店が点在しており、ホテルの上質な空間にいながらも、台湾らしい“外の朝ごはん”を楽しむことができます。

ピーナッツサンド&目玉焼き&ハッシュドポテト

シンプルながら台湾らしい組み合わせ。
ピーナッツサンドは香ばしいピーナッツバターがたっぷりで、ほどよい甘さ。
目玉焼きには台湾特有の「とろみ醤油(醬油膏/ㄐーㄤˋ ーㄡˊ ㄍㄠˋ/jiàng yóu gào)」がついており、これが絶妙にマッチします。
この醤油はダンピン(蛋餅)などにもよく使われ、台湾らしいまろやかで少し甘めの味わいが特徴です。
ハッシュドポテトは日本よりも塩気が優しめで、意外にもこのとろみ醤油とよく合いました。
忙しい朝にぴったりの組み合わせで、台湾の“庶民の朝食”の雰囲気を感じられます。
台湾の黒米おにぎり

個人的に台湾で一番好きな朝ごはん。
黒米で包まれたおにぎり(飯糰/ㄈㄢˋ ㄊㄨㄢˊ/fàn tuán)は、見た目以上にボリューム満点です。
中には卵、揚げパン(油條/ㄧㄡˊ ㄊㄧㄠˊ/yóu tiáo)、肉鬆などがぎっしり入っており、食感も楽しい。

初めて妻に教えてもらった時は、中にパンが入ってるわ、卵丸々一個入っているわ、米が黒いわなど、かなり衝撃を受けましたが、食べた瞬間に大好きになりました。
手で持って食べられるため、出発前や移動中の朝食にも最適です。
ひとつ食べるだけでお腹いっぱいになり、朝からしっかりエネルギーチャージできます。
台湾滞在中は、ぜひ一度はこの黒米おにぎりを味わってみてください。
素朴ながらも、台湾らしい温かみを感じる一品です。
福七のサンドイッチ

妻がGoogle Mapで見つけてくれたお店「福七」。
卵やきゅうり、チーズが入ったサンドイッチは、どこか懐かしい味わいでした。
派手さはないけれど、ホテルの部屋でゆっくりと食べる朝にはぴったり。
台湾のサンドイッチはパンがふわっと柔らかく、ほのかに甘みがあるのが特徴です。
コーヒーと一緒にいただけば、台北の静かな朝を穏やかにスタートできるでしょう。
朝食を買うときに役立つ台湾華語フレーズ集

台湾の朝ごはん屋さんで注文するときに便利なフレーズを紹介します。
旅の中で少し使うだけでも、ぐっとローカル体験が深まります。
朝ごはんを注文するとき
「我要這個(ㄨㄛˇ ーㄠˋ ㄓㄜˋ ㄍㄜ˙/wǒ yào zhè ge)」=「これをください」
と言えばOKです。指を差しながら伝えると確実です。
サンドイッチを頼みたいときは、
「我要一個三明治(ㄨㄛˇ ーㄠˋ ーˋ ㄍㄜ˙ ㄙㄢ ㄇーㄥˊ ㄓˋ/wǒ yào yí ge sānmíngzhì)」=「サンドイッチを1つください」。
おにぎりを探しているときは、
「有飯糰嗎?(ーㄡˇ ㄈㄢˋ ㄊㄨㄢˊ ㄇㄚ˙/yǒu fàntuán ma?)」=「飯糰はありますか?」。
テイクアウトしたいときは、
「我要外帶(ㄨㄛˇ ーㄠˋ ㄨㄞˋ ㄉㄞˋ/wǒ yào wàidài)」=「持ち帰りでお願いします」。
おすすめを聞きたいときは、
「有推薦的嗎?(ーㄡˇ ㄊㄨㄟ ㄐーㄢˋ ㄉㄜ˙ ㄇㄚ˙/yǒu tuījiàn de ma?)」=「おすすめはありますか?」。
卵を追加したい場合は、
「請加蛋(ㄑーㄥˇ ㄐーㄚ ㄉㄢˋ/qǐng jiā dàn)」=「卵を入れてください」。
辛いかどうかを確認するなら、
「會辣嗎?(ㄏㄨㄟˋ ㄌㄚˋ ㄇㄚ˙/huì là ma?)」=「辛いですか?」。
食べ終わったあとに「很好吃!(ㄏㄣˇ ㄏㄠˇ ㄔ/hěn hǎo chī)」=「とても美味しいです!」と伝えると、店員さんも笑顔になります。
最後に「謝謝,好吃!(ㄒーㄝˋ ㄒーㄝ˙ ,ㄏㄠˇ ㄔ/xièxie, hǎo chī)」=「ありがとう、美味しかったです!」と言えば完璧です。

まとめ

お店の名前がわからなくても、台湾の朝ごはんはどれを選んでも外れなし。
マンダリンオリエンタル台北のような高級ホテル周辺でも、徒歩圏内にローカルな味があふれています。
ホテルステイの朝に、少しだけ台湾らしさを感じたいなら、外で朝ごはんをテイクアウトしてみるのがおすすめです。
台湾華語のフレーズを少し使って注文すれば、旅の思い出がさらに深まります。


