台北のMRT(地下鉄)は、子連れ旅行の強い味方です。
清潔・時間通り・冷房完備・バリアフリー対応、台湾人の妻も「台北のMRTは世界レベルで使いやすい」と言うほどです。
ベビーカーを持ち込めるエレベーターが全駅に設置されており、日本の地下鉄よりも子連れにやさしい設計になっています。
この記事では、台北MRTをベビーカー・子連れで利用するときの乗り方・運賃・注意点を実体験をもとにまとめます。
台北MRTの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 台北捷運(Taipei Metro / MRT) |
| 路線数 | 6路線(2026年時点) |
| 営業時間 | 6:00〜24:00(路線・駅によって異なる) |
| 支払い方法 | 悠遊カード(ICカード)/ 単回乗車券 |
| 子ども運賃 | 身長115cm以下は無料・115〜150cmは半額 |
| ベビーカー | 全駅エレベーター設置・持ち込み可(混雑時は折り畳み推奨) |
ベビーカーでの乗り方 ステップガイド
ステップ1:エレベーターで改札階へ
全駅にエレベーターが設置されています。
入口付近に「電梯(エレベーター)」の案内表示があるので、それに従いましょう。
エレベーターの場所の探し方:
- 駅の入口付近に「♿」マークや「電梯」の案内板がある
- MRTのアプリ(Taipei Metro)でも各駅のエレベーター場所を確認できる
- 見つからなければ駅員さんに「電梯在哪裡?(エレベーターはどこですか?)」と聞けばOK
ステップ2:悠遊カードで改札を通る
改札はICカード「悠遊カード(EasyCard)」か、単回乗車券でタッチして通ります。
ベビーカーを押している場合は広い改札口(バリアフリー対応)を使います。
通常の改札より幅が広く、ベビーカーごと通れます。
駅員が常駐している有人改札の隣に設置されていることが多いです。
ステップ3:ホームへ移動・乗車
ホームへもエレベーターで移動します。
乗り場は号車の指定はなく、どこからでも乗れます。
ベビーカーでの立ち位置:
- ドア付近のスペース(優先エリア)を活用する
- 混雑時は他の乗客の邪魔にならないようドア寄りに寄せる
- 台湾のMRTは基本的に乗客がやさしく、ベビーカーでも嫌な顔をされることはほぼありません
ステップ4:降車・出口へ
降りる駅でもエレベーターを使います。
出口番号を事前に確認しておくとスムーズです(Google マップで「〇〇駅 出口〇番」と調べると目的地に近い出口がわかります)。
運賃と悠遊カード
子ども運賃のルール
| 身長 | 運賃 |
|---|---|
| 115cm以下 | 無料 |
| 115cm〜150cm | 半額 |
| 150cm以上 | 大人と同額 |
2022年生まれの子どもは2026年時点で4歳。
身長115cm以下であれば無料で乗れます。改札では子どもを抱っこして大人の悠遊カードで通過すればOKです。
この記事を書いている2026年5月時点では、息子は4歳で身長104cmです。もう少し無料で利用できそうです!
悠遊カード(EasyCard)がおすすめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 割引 | MRT・バス運賃が8〜9割引(一乗車ごとに割引) |
| 使える場所 | MRT・バス・コンビニ・一部飲食店 |
| チャージ | コンビニ・MRT駅の機械 |
| 購入場所 | MRT駅の窓口・コンビニ・KKdayで事前購入 |
現金で毎回切符を買うより、悠遊カードの方が1乗車あたり20%割引になります。
子連れで何度もMRTに乗るなら絶対に用意しておきましょう。
KKdayで事前購入すると、台湾到着後すぐに使えて便利です。
子連れ・ベビーカーでの注意点
①混雑時間帯を避ける
| 時間帯 | 混雑度 | 子連れ向き |
|---|---|---|
| 平日 7:30〜9:30 | 激混み | ✕ |
| 平日 12:00〜13:00 | やや混む | △ |
| 平日 17:30〜19:30 | 激混み | ✕ |
| 上記以外 | 比較的空いている | ◎ |
| 土日 10:00〜20:00 | 観光客で混む | △ |
ラッシュ時間帯はベビーカーの持ち込みが難しくなります。
観光スポットに移動するなら10〜16時の間が最も動きやすいです。
②食べ物・飲み物は厳禁
台北MRT内は飲食が全面禁止です。
ガムもNGで、違反すると罰金(NT$1,500〜7,500)が科せられます。
子どもがぐずっても、ホームや車内ではお菓子・飲み物を与えられません。
乗る前に済ませておくか、改札の外で飲み食いしてから乗ってください。
③優先座席は積極的に使ってOK
台北MRTには優先座席(博愛座)があります。
子連れ・妊婦・お年寄り・体の不自由な方が優先ですが、空いていれば子連れも積極的に使って構いません。
台湾では子連れに席を譲ってくれる人も多く、「どうぞ」と声をかけてもらうことがよくあります。
台湾で子連れで電車に乗るとほぼ100%席を譲ってもらえます。子供を抱っこしているとすぐに誰かが席を譲ってくれます。
④ベビーカーの折り畳みについて
ルール上は混雑時に折り畳みを求められることがありますが、実際には強制されることはほとんどありません。
ただしラッシュ時間帯はマナーとして折り畳むか、時間帯を変えて乗ることをおすすめします。
通勤ラッシュ時には混雑するので、ベビーカーを持ち込む場合は混雑する時間は避けた方がいいです。
子連れ旅行でよく使うMRT路線
台北市内観光でよく使う路線
| 路線 | 色 | 主な観光スポット |
|---|---|---|
| 淡水信義線 | 赤 | 台北101(象山・市政府駅)・士林夜市(劍潭駅)・淡水 |
| 松山新店線 | 緑 | 西門(西門駅)・公館 |
| 板南線 | 青 | 龍山寺(龍山寺駅)・西門(西門駅)・台北101(市府駅) |
| 中和新蘆線 | オレンジ | 行天宮(行天宮駅) |
| 文湖線 | 茶 | 動物園(動物園駅)・故宮博物院(士林駅から徒歩orバス) |
子連れに特におすすめのMRT観光:
- 台北市立動物園(動物園駅・終点):MRTで直結。子どもが大喜びする定番スポット
- 台北101展望台(象山駅・市政府駅):駅から近く移動がラク
- 士林夜市(劍潭駅):MRTで行けて便利。夜市はMRT駅近くに広がる
桃園空港から台北市内へのMRT(空港MRT)
桃園国際空港から台北市内は、桃園MRT(機場捷運)で移動できます。
| 区間 | 所要時間 | 料金 |
|---|---|---|
| 桃園空港 → 台北駅 | 約35分(直達車) | NT$160 |
| 桃園空港 → 台北駅 | 約50分(普通車) | NT$160 |
スーツケース・ベビーカーあり:
空港MRTは車両が広く、スーツケースやベビーカーを置けるスペースが確保されています。エレベーターも完備で、子連れでも移動しやすい設計です。
悠遊カードは空港MRTでも使えます。
役立つ台湾華語フレーズ
MRTで使えるフレーズをいくつか覚えておくと役立ちます。
| 日本語 | 台湾華語 | 注音符号 | 拼音 |
|---|---|---|---|
| エレベーターはどこですか? | 電梯在哪裡? | ㄉーㄢˋ ㄊー ㄗㄞˋ ㄋㄚˇ ㄌーˇ? | Diàntī zài nǎlǐ? |
| 〇〇駅に行きたいです | 我要去〇〇站 | ㄨㄛˇ ーㄠˋ ㄑㄩˋ 〇〇 ㄓㄢˋ | Wǒ yào qù 〇〇 zhàn |
| 次は何駅ですか? | 下一站是哪裡? | ㄒーㄚˋ ー ㄓㄢˋ ㄕˋ ㄋㄚˇ ㄌーˇ? | Xià yī zhàn shì nǎlǐ? |
| 降ります | 我要下車 | ㄨㄛˇ ーㄠˋ ㄒーㄚˋ ㄔㄜ | Wǒ yào xià chē |
まとめ
台北MRTは子連れ旅行者にとって非常に使いやすい交通機関です。
ポイントを整理すると:
- 全駅エレベーター完備 → ベビーカーでも安心
- 身長115cm以下は無料 → 幼児連れは費用がかからない
- 悠遊カードで20%割引 → 事前にKKdayで購入しておくと到着後すぐ使える
- 飲食は厳禁 → 乗る前に飲み食いを済ませる
- ラッシュ時間帯は避ける → 10〜16時が子連れには動きやすい
台北市内の移動はほぼMRTだけで完結します。
ぜひ積極的に活用してみてください。
