九份は台湾旅行で外せない観光スポットのひとつです。
赤提灯が灯る石畳の路地、山の斜面に広がる茶楼、眼下に広がる港の景色
大人はもちろん、子どもも「なんか不思議な場所!」と感じる独特の雰囲気があります。
ただ、子連れで行く場合に正直に言うと、九份は「ラクな観光地」ではありません。
急な階段が多く、週末は人だらけで身動きが取りにくいです。ベビーカーはほぼ使えません。
それでも、しっかり準備して行けば子どもと一緒に楽しめます。
この記事では、台北から九份への子連れアクセス方法の比較と、行く前に知っておくべき注意点をまとめます。
九份の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 新北市瑞芳区 |
| 台北からの距離 | 約40km |
| 所要時間(台北から) | 約1〜1.5時間 |
| 入場料 | 無料(老街の散策は無料) |
| 混雑しやすい時間 | 週末の14時〜20時 |
| ベストな訪問時間 | 平日午前中 or 夕方(提灯点灯後) |
「千と千尋の神隠し」のモデル?
九份はよく「千と千尋の神隠しのモデル」と言われますが、宮崎駿監督は公式には否定しています。ただ、雰囲気がそっくりなのは確かで、ジブリっぽい世界観が楽しめます。
僕の息子はジブリはまだ知りませんが、千と千尋の神隠しを知ってからまた連れていきたいなーと思っています。
台北から九份へのアクセス方法 比較
方法① 電車+バス or タクシー(自力移動)
| 区間 | 手段 | 時間 | 料金目安 |
|---|---|---|---|
| 台北駅 → 瑞芳駅 | 台鉄(電車) | 約50分 | NT$49〜76 |
| 瑞芳駅 → 九份老街 | バス(825番など) | 約15〜20分 | NT$15 |
| 瑞芳駅 → 九份老街 | タクシー | 約10分 | NT$120〜150 |
メリット: 費用が安い・自分のペースで動ける
デメリット: 乗り換えが必要・台鉄の時刻を事前に確認する手間がある・バスは混雑時に乗れないことも
子連れ向きか?:△
バスは週末の帰り道が特に混雑します。荷物が多い・子どもが疲れている状態で立って乗るのはしんどいです。可能なら瑞芳駅から九份老街はタクシー移動がおすすめです。難しければせめて帰りだけでもタクシーに切り替えるのが現実的です。
瑞芳駅から九份老街への道のりは山道でカーブや坂道ばかりです。運転も結構荒めなので座れないとかなりしんどいです。思い切ってタクシーで行ってしまうのがおすすめです。
方法② 基隆バスターミナルから直行バス
台北から「1062番バス」で九份に直行できます(忠孝復興駅周辺から乗車可)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 乗車場所 | 忠孝復興駅付近(詳細はバス停を現地確認) |
| 所要時間 | 約60分 |
| 料金 | NT$30〜 |
メリット: 乗り換え不要・座れれば楽
デメリット: 本数が少ない・帰りの時間を気にする必要がある
方法③ KKdayのツアー参加(子連れでは最もおすすめ)
台北発着の送迎・ガイド付きツアーで九份を訪問する方法です。
十分(天燈体験)とセットになったツアーが特に人気です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出発地 | 台北市内の集合場所 |
| 所要時間 | 1日(8〜10時間) |
| 料金目安 | ¥3,500〜(ガイド・移動込み) |
| 含まれるもの | 往復送迎・日本語ガイド(コースによる)・十分天燈体験(セットの場合) |
メリット: 移動手段を考えなくていい・ガイドが案内してくれる・子どもの急な体調変化にも対応しやすい
デメリット: 自力移動より費用が高い・ツアーのスケジュールに合わせる必要がある
子連れ向きか?:◎
子どもを連れた状態で電車・バスの乗り換えを管理するのはかなり大変です。ツアーなら移動がすべてお任せなので、子どもに集中できます。特にお子さんが3歳以下の場合はツアー一択でいいと思います。
子連れだとバス一本で行くのが最も楽です。乗ってるだけで九份に到着します。
番外編 KKdayの半日/1日タクシーチャーター
最後に番外編です。お金に余裕があればタクシーを半日あるいは1日チャーターしてしまえばとても快適です。
移動も自由ですし、子供の機嫌や体調に合わせて柔軟に計画も変更できます。
ただ、上記の3つに比べて圧倒的に値段は高くなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出発地 | 台北市内の任意の場所を指定可能 |
| 所要時間 | 半日あるいは1日 |
| 料金目安 | ¥15,000〜(ガイド・移動込み) |
| 含まれるもの | 往復送迎・日本語ガイドあり(コースによる) |
メリット: ツアーよりも移動の自由度が高い。目的地も自由にカスタマイズできる。
デメリット: 費用がかなり高くなる。
子連れ向きか?:◎
子供が小さいとおすすめです。値段は高くなりますが、大人含めても移動負担を軽減でき、現地まで体力を温存することができます。
日本と比べると台湾のタクシー代は安いです。1日チャーターしても2万円とかで済みます。割引とかのタイミングであれば1.5万円とかでもいけます。ゆったり観光したい方は、思い切ってタクシーチャーターもありと思います。
僕は両親と台湾に連れて行った際に1日チャーターを利用しましたが、2万5000円ほどでした。好きなタイミングでトイレ休憩もできたり、とても便利で快適でした。
3つのアクセス方法 比較表
| 方法 | 費用 | 便利さ | 子連れ向き | こんな人に |
|---|---|---|---|---|
| 電車+バス | 安い(NT$100以下) | △ | △ | 節約重視・乗り換え慣れている人 |
| 直行バス | やや安い | ○ | ○ | 乗り換えなしで行きたい人 |
| KKdayツアー | 高め(¥3,500〜) | ◎ | ◎ | 子連れ・初めての人・楽したい人 |
| KKday タクシーチャーター | かなり高め(¥15,000〜) | ◎ | ◎ | ゆったり自由に観光したい人 |
子連れで九份に行くときの注意点
①ベビーカーは持っていかない
九份老街(基山街・竪崎路)は石畳と急な階段の連続です。
ベビーカーでの移動はほぼ不可能です。
- 2歳以下: 抱っこ紐 or スリングが必須
- 3〜4歳: 自分で歩けるが、疲れたら抱っこの覚悟を
- 5歳以上: 自分のペースで歩ける。ただし急な階段での転倒注意
九份は大人気の観光地で混雑しています。人混みでなおかつ階段が多いので、子供は大変です。大人はしんどいですが抱っこで移動した方が楽かもしれません。
②週末の混雑は覚悟が必要
週末・祝日の九份老街は、身動きが取りにくいほど混雑します。
特に「阿妹茶楼」周辺の有名スポットは、夕方以降に写真待ちの行列ができることもあります。
子連れ旅行での対策:
- 平日に行く: 混雑が全然違います。可能なら平日がおすすめ
- 午前中に着く: 10〜13時は比較的空いている
- 夕方のピーク前に切り上げる: 提灯が点灯し始める16〜17時ごろから一気に混む
週末は台北市内の人気の夜市のように大混雑します。可能であれば平日に行くようにしましょう。
③足元・服装に注意
石畳と階段が続くため、サンダルよりかかとがあって滑りにくい靴が安全です。雨の日は石畳が滑りやすくなるので特に注意。
夏は非常に暑く、日差しが強い。帽子・日焼け止め・水分は必ず持参してください。
④食事は早めに
九份の茶楼(台湾茶を楽しむお店)は席数が限られており、特に有名店は週末に1〜2時間待ちになることもあります。
子連れで長時間待つのは難しいため、昼食を台北で済ませてから向かうか、空いている時間帯(午前中)に茶楼を押さえるのがおすすめです。
九份の子連れおすすめ観光ルート
午前中スタートプラン(混雑回避)
台北 出発(9時ごろ)
↓ 電車 or ツアー
九份 到着(10〜11時)
↓
基山街(老街の入口付近)を散策
↓
茶楼で台湾茶・点心を楽しむ(11〜12時)
↓
竪崎路の階段を下って絶景スポットへ
↓
昼食(老街の麺・小吃)
↓
台北へ戻る(14〜15時)
↓ ←混雑する前に退散
台北 夕方の観光 or 夜市へ
夕方スタートプラン(提灯を楽しむ)
台北 出発(14時ごろ)
↓
九份 到着(15〜16時)
↓
老街を散策・おやつ(芋圓・魚丸など)
↓
提灯が灯り始める(17〜18時)
↓ ← ここが一番きれい!
夕食・茶楼
↓
台北へ戻る(19〜20時)
子連れには午前中スタートがおすすめです。
子どもが元気なうちに観光して、混雑する夕方前に引き上げるパターンが体力的にもラクです。
夕方の提灯風景は確かに美しいですが、人混みの中で小さい子を連れて歩くのは大変なので、子どもが大きくなってから再挑戦するのも良いと思います。
九份で食べたい子ども向けグルメ
| 食べ物 | 中国語(注音・拼音) | 特徴 |
|---|---|---|
| 芋圓(タロイモ団子) | 芋圓(ㄩˋ ㄩㄢˊ/ yù yuán) | 九份名物。もちもちした食感で子どもに人気 |
| 魚丸湯(魚のつみれスープ) | 魚丸湯(ㄩˊ ㄨㄢˊ ㄊㄤ / yú wán tāng) | あっさりしたスープ・子どもも食べやすい |
| 草仔粿(草餅) | 草仔粿(ㄘㄠˇ ㄗˇ ㄍㄨㄛˇ / cǎo zǐ guǒ) | よもぎのような草を使った台湾の餅菓子 |
| 台湾茶 | 台灣茶(ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄔㄚˊ / tái wān chá) | 茶楼でゆっくり楽しむ。子どもにはジュースも |
妻が「九份の芋圓はここが本場」と毎回楽しみにしているほどです。
子どもも食べやすく、テイクアウトで食べ歩きできます。
まとめ
九份は子連れで行けますが、準備なしに行くと疲れる場所でもあります。 以下を押さえておけば快適に楽しめます。
- ベビーカーは持っていかない(抱っこ紐を持参)
- できれば平日・午前中に行く(混雑回避)
- 移動に自信がなければKKdayのツアーが圧倒的にラク(お金があればタクシーチャーターがおすすめ)
- 歩きやすい靴・帽子・水分は必須
九份は何度行っても飽きない場所です。
子どもが小さいうちは「雰囲気を楽しむ」くらいの気持ちで、大きくなったらゆっくり茶楼で過ごす。
そういう楽しみ方ができる場所だと思います。
