台湾華語(繁体字中国語)を始めたばかりの方が最初につまずくのが、「どの語彙から覚えればいいの?」という悩み。
いきなり1000語・2000語の単語帳を渡されても、やる気がなくなってしまいますよね。
でも安心してください。
最初の100語を覚えるだけで、日常会話の基礎が作れます。
「100語ならなんとかなりそう!」と思いませんか?
今回紹介する100語は、台湾人が日常的によく使う言葉の中から、特によく登場する重要語彙を厳選したものです。
6つのカテゴリーに分けてあるので、シーンごとに整理して学べるのもポイントです。
初学者でも、無理なく「使える語彙力」が身につきます。
100語を覚えるとどれだけ使えるようになるのか?

こちらの記事で詳しく解説していますが、CLIの研究によると非ネイティブの台湾華語(中国語)学習者が100字を覚えれば、日常語彙の約41%をカバーできるとされています。
知っている文字数 | 読解カバー率 |
---|---|
100文字 | 41%カバー |
1,000文字 | 89%カバー |
2,000文字 | 97%カバー |
3,000文字 | 99%カバー |
(参考:studycli.org)
つまり、100語をしっかり覚えるだけで、街中の表示や会話、簡単な文章がグンと理解できるようになります。
そしてこれは「読み書き」だけではなく、実際の会話でも同じことが言えます。
✔ 「何を食べたい?」
✔ 「どこに行くの?」
✔ 「今日は何曜日?」
これらの基本的なやりとりも、今回の100語で十分対応できます。
🔗 【中国語初心者向け】台湾華語を学ぶなら漢字は何字覚えるべき?目安と効率的な学習ステップ
台湾華語を学ぶ上で「注音符号(ボポモフォ)」がカギ!

台湾華語の学習で見落とされがちなのが、注音符号(ボポモフォ)の重要性です。
ボポモフォは、日本語の「ひらがな」のようなもので、発音を正確に身につけるためのガイドになります。
中国大陸では「ピンイン(拼音)」と呼ばれるローマ字ベースの表記が使われていますが、台湾では注音符号(ボポモフォ)を使うことが一般的です。小学校でも習うみたいです。
台湾華語を学ぶのであれば、注音符号(ボポモフォ)を知っておくととても便利です。
🔍 なぜボポモフォが大事なの?
- ピンインよりも 台湾現地の発音に近く、耳で覚えやすい
- 漢字とセットで覚えると 記憶に定着しやすい
- 子ども向け教材や絵本、辞典などでも ボポモフォ表記が一般的
🔗 ボポモフォとは?台湾華語(中国語)を学ぶなら知っておきたい注音符号の基礎
🔗 【台湾華語学習ログ#2】ボポモフォがゲームで覚えられた!自分に合った学び方で苦戦から脱出
最初に覚えたい100語を6カテゴリーに分類!

これらの100語は、以下の6つのカテゴリーに分かれています。
それぞれの記事リンクから、自分の興味や学習シーンに合わせてチェックしてみてください!
カテゴリー | 内容 | リンク |
---|---|---|
① 挨拶・基本表現 | 「你好」「謝謝」などの基本フレーズと丁寧な表現 | 🔗 記事を読む |
② 数字・時間 | 数字の読み方、時刻や日付の言い方 | 🔗 記事を読む |
③ 家族・人称 | 「我」「你」などの代名詞と、家族を表す語彙 | 🔗 記事を読む |
④ 動作・動詞 | 「行く」「食べる」「見る」など日常動作の動詞 | 🔗 記事を読む |
⑤ 感情・形容詞 | 気持ちや状態を表す表現(例:楽しい・暑い) | 🔗 記事を読む |
⑥ 場所・物 | 「家」「学校」「カバン」など身近な場所や物の名前 | 🔗 記事を読む |
① 挨拶・基本表現
会話の第一歩!挨拶から始めよう
「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」など、まず覚えたい基本フレーズを厳選。台湾人との会話のきっかけづくりにも役立ちます。
🔗 記事を読む
② 数字・時間
日常会話で頻出の数字と時刻の表現
「一~十」や「今日」「今」「〜時」など、時間を伝えたり予定を話したりするために不可欠な語彙をまとめました。
🔗 記事を読む
③ 家族・人称
自分や相手、家族について話せるようになる
「私」「あなた」「お母さん」「子ども」など、自分や身の回りの人を紹介するための語彙を覚えましょう。
🔗 記事を読む
④ 動作・動詞
会話の土台となる基本の動詞をマスター
「食べる」「飲む」「行く」「見る」など、あらゆる会話に登場する動詞を中心に厳選。日常生活の動作をスムーズに伝えられるように!
🔗 記事を読む
⑤ 感情・形容詞
気持ちや様子を的確に表現できる語彙
「好き」「疲れた」「暑い」「楽しい」など、日々の気分や状態をシンプルに伝えられる言葉を紹介します。
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⑥ 場所・物
生活の中にある場所やモノを言えるようにしよう
「家」「学校」「携帯電話」など、身の回りの物を説明したり、行きたい場所を伝えたりするのに役立つ語彙をまとめました。
🔗 記事を読む
学習の進め方:この100語をどう覚える?

🎯 コツは「使う場面」をイメージして覚えること
例えば、こんな風に覚えていくのがおすすめです:
- 台湾旅行での第一声に備えるなら → 挨拶・基本表現(你好、謝謝 など)
- 予定や集合時間を伝えたいなら → 数字・時間(一〜十、現在、今天 など)
- 家族の話題や自己紹介で使いたいなら → 家族・人称(我、你、媽媽、孩子 など)
- 日常の行動を表現したいなら → 動作・動詞(吃、喝、去、來、看 など)
- 自分の気持ちや体調を伝えたいなら → 感情・形容詞(喜歡、累、快樂、熱 など)
- 場所を説明したり、持ち物を伝えたいなら → 場所・物(家、學校、車、手機 など)
🔁 シーン別に「自分が今どんな単語を使いたいか」を想像することが、自然な定着への近道です!
✨ おすすめの学習法
- QuizletやAnkiなどのアプリで暗記カードを作成
- 音読+書き取りで発音と漢字を一緒に覚える
- 例文ごと覚えることで使い方も自然に身につく
おわりに:100語で会話の土台を築こう!

台湾華語の学習は、「どこから始めるか」がとても重要です。最初のステップで難しすぎる教材を選んだり、文法や漢字にこだわりすぎてしまうと、せっかくのやる気が長続きしにくいもの。だからこそ、会話でよく使う基本語彙に絞って覚えることが、継続のコツになります。
今回ご紹介した100語は、初心者が最短で実践的な会話力を身につけられるように選び抜いた、いわば「黄金リスト」です。
- 挨拶・基本表現では、「你好」「謝謝」「再見」など、第一印象や丁寧な対応に欠かせない表現を。
- 数字・時間では、「一〜十」「現在」「今天」など、スケジュールや買い物で頻出する単語を。
- 家族・人称では、「我」「你」「媽媽」「孩子」など、自分や家族のことを伝えるための語彙を。
- 動作・動詞では、「吃」「喝」「去」「來」「看」など、日常生活で多用する基本動詞を。
- 感情・形容詞では、「高興」「累」「可愛」「熱」など、気持ちや様子を表現するための言葉を。
- 場所・物では、「家」「學校」「車站」「手機」など、身近な場所やモノを表す語彙を収録しました。
これらの100語を覚えるだけで、たとえば 旅先の買い物、自己紹介、友達との日常会話 といったシーンにも自然に対応できるようになります。
そしてもちろん、学習はここで終わりではありません。次は200語、300語…と語彙を広げ、より深い会話や文章の理解へとステップアップしていくことができます。
今後もこのサイトでは、台湾華語の語彙やフレーズをテーマごとにわかりやすく紹介していく予定です。
ぜひこの「最初の100語」をきっかけに、台湾華語の世界に一歩踏み出してみてください!